さて、2018年冬アニメの放送が近づいてきました。大体ではありますが年明け1月の第2週が放送開始日かと思います。

PVの公開は勿論、作品によってはOPやEDも公開されている時期です。

ここでひとつ注目作品のあらすじ、出演声優をご紹介し年明けからのアニメライフをより充実したものにして頂きたいと思います!

第34回日本SF大賞にノミネートした「長谷敏司」のSF小説、まさかアニメ化するとは思いませんでした。

だって『BEATLESS』の発売日って2012年10月なんですよ。嬉しさよりも驚きが大きい今回の吉報ですが放送前に少しおさらいしておきましょう。

あらすじ

社会の殆どの生産を人型ロボットに任せた世界。主人公の「遠藤アラト」はアンドロイドの「レイシア」と出会いオーナー契約を結びます。

実はアンドロイドの「レイシア」は人間ではなくAIによって生産されたロボット三原則も真っ青なアンドロイド。

AIによって生産されたアンドロイドは全部で5体存在していて、「レイシア級hIE」と呼ばれるアンドロイドにはそれぞれ与えられた存在意義があり対立してしまいます。

「レイシア」のオーナーである「遠藤アラト」と5体の「レイシア級hIE」の争いに気付きアンドロイドと人間の新しい関係性を模索する少年たちが奮迅します。

この作品の肝はやはりSF作品の命題といって良いでしょう。人間のモノの違いについてです。

俗に言う魂の問題ですね、魂の重さは21グラムなんて話は良く聞きますが客観的に魂の証明は可能なのか?人間もアンドロイドが客観的に判別不可能なら、人とモノの隔てるモノを証明できるのか?

人間の文化や技術が発展する上で必ず問題になるであろう。人類すら超えて進化した機関と人間の関係性について「遠藤アラト」が大いに悩み答えを出すストーリーになっております。

原作のテーマ上、アニメ化が非常に難しい作品でしょう。あえて今アニメ化する。というよりはアニメ化するまでに2018年までかかったと言うべきかもしれませんね。

このような至上命題に対してボーイ・ミーツ・ガールで対抗し答えを出そうとする意欲作でもあります。

製作スタッフ

原作者の「長谷敏司」は著作『My Hymanity』で第35回日本SF大賞を受賞するなど、未来の世界観構築に定評のある作家です。

そしてアニメ化するにあたって監督には『楽園追放-Expelled From Paradise-』で難しいと言われていたSF世界を映像として表現し、圧倒的な支持を得た「水島精二」。

キャラクター原案には『Project Itoh』にて高い評価を得た「redjuice」。

その他にも名前が聞いたことのある豪華スタッフが終結し、本当に良く集められましたね。と驚きの製作陣になっております。

特に監督の「水島精二」は監督としても、絵コンテ・演出としても素晴らしい仕事をされているので、今回も引き続き期待大です。

キャラクター

気になるレイシア級hIEをご紹介します。

「レイシア級hIE Type-005」こと「レイシア」(CV東山奈央)。

透き通る青さがイメージにぴったり、我らが主人公の「遠藤アラト」(CV吉永拓斗)とオーナー契約を結び、普段はモデル事務所でモデル業キャンペーン業に励んでいるそうです。

しかしその体躯には量子コンピュータが搭載されておりAIから「人に未だ明かされざる道具」と規定されています。

「レイシア級hIE Type-001」こと「紅霞」(CV冨岡美沙子)。

真っ赤なイメージカラーそのままに、アンドロイドとは思えないほど感情豊かで向こう見ず。「人間との競争に勝つための道具」ですから精神面も含めて戦闘に特化したアンドロイドです。

破壊力抜群で殆どのものを切り裂き、焼き切る超高出力のレーザーがチャームポイントであり、同時に弱点でもあります。

「レイシア級hIE Type-002」こと「スノウドロップ」(CV五十嵐裕美)。

幼い見た目とは裏腹に「進化の委託先としての道具」であることを至上命題としています。善悪に関わらず進化を促し委託されるために行動するアンドロイドは事件や悲劇の発端になってしまいますが、個人的には応援したい「レイシア級hIE」です。

「レイシア級hIE Type-003」こと「マリアージュ(サトゥルヌス)」(CV下地紫野)。

「環境をつくるための道具」。テラフォーミングと生産を司り偽名「サトゥルヌス」を使い戦うというよりは立ち回るアンドロイドと言えるでしょう。

「モノを作る」ことが可能なモノということで作品のテーマ性を考えても重要なキーキャラクターです。

「レイシア級hIE Type-004」こと「メトーデ」(CV雨宮天)。

レイシア級hIE唯一のフリーハンドにして最強のアンドロイド。「人間の拡張としての道具」と規定された「メトーデ」には人類の進化・進歩を促すことを目的にしています。

その目的のために自由が与えられています。ロボット三原則?倫理規定?そんなものは無いんだなこれが。

まとめ

未来の話を扱うSFに重要なのは説得力だと思います。

その点『BEATLESS』は人を超えたアンドロイドと一見荒唐無稽に見えますが、人とモノのボーイ・ミーツ・ガールを上手く利用して信じられる未来を描いている作品です。

沢山のジャンルが偏在しているSF界隈ですが、その中でも難しいテーマに「長谷敏司」が挑んだ素晴らしい作品でもあります。日本のSF業界を応援する意味でも視聴は確実でしょう。